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会話のみのものや短いものを置いておく場所です。 CPはほぼ快新。別CPの場合は注意書きがあります。
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精神的にキッド≠快斗です。
苦手な方はご注意ください…。


拍手その7の設定のつもりです……。




* * *





馬鹿馬鹿しいことだと言われるだろうか。


それでも、嫉妬してしまうのだ。


月の光を浴びて笑う彼の姿を。
楽しそうに「ゲーム」をする彼の姿を。


誰よりも近くで見れるその存在に。


「キッド」

鏡の前に立って、自分の姿を睨みつける。
そして、不意にグラリと鏡が歪んだように見える。

「なんですか?快斗」

一瞬にして、鏡の中の自分の姿は真っ白な姿に変わった。
もう一人の自分。でも、自分ではない存在。

「……分かってんだろ」
「…今晩は楽しかったですよ?名探偵が現場まで来てくれたのですから」

挑発的な笑みを浮かべる。
衝動的に鏡を割ってしまいそうになるが、無理やり抑え込んだ。

「お前に新一を渡すつもりはねぇ」
「おや、名探偵は快斗のものではないでしょう?」

だからと言って、コイツのものでもない。

自分だけど、自分じゃない。
何よりも自分に近くて、何よりも負けたくない存在。
そして…彼をめぐる唯一と言っていいライバル。

「…ぜってぇ新一は渡さない」
「それはこちらの台詞です」

鏡の中の自分との間に火花が散った。

長いようで短い睨み合い。ふっと目を逸らして、月を見た。

あぁ、こんな綺麗な月の下で見る新一はきっと綺麗なのだろうと思う。
それでも、俺はこいつじゃないから見ることが出来ない。

勝ち誇ったような笑みに腹が立って、鏡を布で覆った。
これで姿を見ることはない。

それでも、「キッド」は自分の中にいる。

自分の一部なのに、違う存在。

自分なのに、新一の瞳に「キッド」が映ったのだと思うだけで心が真っ黒に染まる。


馬鹿馬鹿しいと言われるだろうか。

自分自身にすら嫉妬するこの心を……。





* * *


今度はKIDsideを書きたいですねぇ…。
新一を巡ってのバトル!人間は二人しかいないのに三角関係…。

ちょっと気に入ってる設定だったり(笑



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